顎のずれを歯並び矯正で治療

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歯並びに問題があるときは多かれ少なかれ顎のずれが関係してきます。つまり、程度の差はあれ下あごがずれているのです。軽いずれであれば普通の矯正治療で解消してしまうケースも多いのですが、頚偏位症という重症の場合は違います。


この場合、下顎のずれが大きく、歯並びを揃えるために余計な筋力を使うことになり、結果として体のバランスを崩します。まず最初に顎のずれにより頭部のバランスがくずれると、頭痛や頚関節の痛みにつながります。さらに頭部のバランスの悪さは脊髄を通して全身に広がります。アンバランスなゆがみが全身に広がってしまうのです。首から肩のこり、腰痛、手足のしびれ、ひざや股関節のいたみなど、驚くほど全身に影響が出るのです。また精神的にもまいってしまうことがあります。


これらは歯並びの矯正治療で解決します。具体的にはスプリントを使って下あごの位置を3次元的に正しい位置に修正し、そのうえで上下の歯にブラケットを装着し上下の歯を顎のずれを解消する方向に動かして噛みあわせを矯正していきます。矯正をして歯並びがきれいになっても下あごがずれたままでは元も子もありません。つまり下あごを治さない限り体調不調は治癒しないのです。歯並びと噛みあわせ、この二つは常に一体として必要と考えた方がよいでしょう。


体調不良の原因が虫歯や歯周病にある場合も非常に多いです。この場合、その治療を事前もしくは並行して行うことが、効果的な治療には必要になってきます。