歯列矯正と美容効果について

明るい笑顔に接して嫌な気持ちがする人はいないでしょう。人と接するときは笑顔でいたいものです。それだけに、笑った時に見せる歯並びは気になるところです。

本来、歯列矯正は出っ歯や受け口などの悪い歯並びをきれいに治す治療です。最近まではほとんどが金属製の装置で治療が行われていたために、かなり目立ってしまい、歯並びは気になるけれど、そこまでは、、といったように敬遠されてしまうケースも多かったといわれています。

しかし現在では、透明な装置や歯の裏側から矯正する裏側矯正、また、装置を使わない「美容矯正」などの様々な方法が開発され、多くの人が気軽に治療を受けるように発展してきました。美しい歯並びには、単なる審美的な要素だけではなく、実は機能美と言える側面があります。

つまり、ゴルフのスウィングのように左右対称で正確な円を描くような形態の歯並びには、見た目だけではなく、両側の奥歯を対称的に使う咀嚼、正しい噛みあわせといった機能美と言える一面があるのです。また左右対称な歯並びは顔の形を整え、また姿勢をよくします。正しい咀嚼は栄養状態をよくして身体の美しさ、若々しさに大きな関係があります。こうした健康と美容の元のひとつとして歯並びや噛みあわせが位置づけられるのです。

こうして、歯並びは美容にきわめて重要であるといえます。単なる見た目の歯並びを気にするのではなく、噛みあわせも含めたトータルな美容というものも意識してはいかがでしょうか。