矯正中の食事について

ホームへ戻る >  部分矯正法ってどんな治療?  > 矯正中の食事について

歯並び矯正中は装置や器具を付けていますので、期間中、特に食事の際に気をつけたいことがいくつかあります。まず、お餅やガムなどの粘着性のあるものを食べるときは要注意です。うっかりすると器具にまとわりついてしまうときがあります。こういったケースではいったん器具をはずして清掃しましょう。


また、あまり硬いものを食べるときは、器具がはずれたり壊れたりしないようにゆっくりと噛むようにすれば大丈夫です。せんべいやピーナッツ、氷は、まるごと口に入れずに、すこしづつ口に入れると問題なく食べられます。また、色の濃い食材を取りすぎると、装置に色が付着して目立ってしまうことがあります。カレーやコーヒー、キムチなどを食べるときは、早めにブラッシングをおすすめします。ビスケットやポテトチップスなど、歯間に詰まりやすい食べ物も、食後は早めにブラッシングしましょう。

目立たない装置や裏側矯正であればあまり見た目に影響はないかもしれませんが、食べかすは虫歯や歯周病のもとになります。これらの歯の病気は、矯正そのものの期間や成否に大きく影響しますので、食後の歯磨きをしっかりすることが必要です。


矯正装置を付けていると痛みで十分咀嚼できず柔らかいものしか食べられなくなることがありますが、できるだけ咀嚼はきちんとして顎筋を鍛えて歯の移動を促進することもとても重要です。これらの注意事項は、一見大変ですが、慣れればそれほど負担にはなりません。矯正期間中も工夫次第で楽しく、安心して食事を取れます。