肩こりでお悩みの方は矯正治療を考えてみてはいかがでしょうか

肩こりは、この日本社会においてまさに現代病とも呼べる症状であり、多くの方々が苦しめられています。いまや高齢者や壮年層だけではなく、若い人でさえ肩こりに悩んでいるのが現状となっています。では、その肩こりの原因とはなんでしょうか。たとえば、パソコンやスマートフォンの過剰な利用による眼の疲れや、仕事や日常生活から生じる過度なストレスなどは、その一因となるでしょう。しかし、歯の噛みあわせが悪いことが肩こりの原因となっていることは、あまり知られてはいないのではないでしょうか。そして、歯の矯正治療を行わずにいることが、肩こりを悪化させているという事実も、まだ浸透していないと思われます。

人間が食べ物を食べるときには、当然あごの筋肉を使用します。しかし、歯の噛みあわせが悪い人は、実は正常な人に比べてあごの筋肉がとても弱いのです。そのために、食べ物を咀嚼することが苦手であり、過度に負担がかかっています。そして、あごの筋肉は肩の筋肉と連動しているため、噛み合わせが悪い人はあごと同様、肩にも余計な疲労が溜まってしまうのです。これが、矯正治療を行わない方が肩こりを煩わせてしまうメカニズムなのです。

しかも、肩こりは放っておくと、命に関わる病気を引き起こします。どういうことかと言うと、肩こりの人は肩の血管が圧迫されているため、肩から脳へと流れる血液の量が減少してしまい、それが原因で脳卒中や脳梗塞などを引き起こしやすいのです。恐ろしい話ですね。このような事態を防ぐためにも、早めに矯正治療を行ない、歯の噛みあわせを治療するようにしましょう。